RippleNetを採用している事業者
【一覧:決済プロバイダー】
こんにちは。
人生攻略.com代表の『たまき』です。
RippleNetを採用している事業者:一覧 が知りたいですか?
このページで、わかりやすく解説をおこないます。
一例として…、
Delloite、Accenture、CGI、など
多くの金融テクノロジーサービス事業者が、RippleNet接続を提供しています。
それぞれの採用状況について、わかるように解説します。
▼このページを書いた人
たまき よしひこ/投資家
人生攻略.com代表の「たまき」です。
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※もくじから、一覧を確認できます。
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RippleNetを採用している事業者
まずは、このページで解説している内容をざっくりまとめると…、
このページの摘要:
- ①決済・金融メッセージング事業者(金融機関向けソリューションを提供)は、おおむねRippleNetを統合している。Volante、Earthport、Finastra、FIS、ACI WorldWire、など
- ②東南アジア決済アグリゲーター「Tranglo」は、ODL:Line of Credit採用の要(かなめ)として機能しているだろう。
- ③多くのB2Bおよび個人向け国際送金サービス事業者は、RippleODLを採用している。iRemit、Nium、Cuallix、TransferGo、など
それぞれ、見ていきましょう。
決済・金融メッセージング事業者
金融メッセージングソフトウェアが
RippleNet接続を統合
RippleNetを採用している事業者として、次のとおりです。
- Volante(ヴォランテ):米国の決済ソリューション業者
- Finastra(フィナストラ):金融機関・企業に財務管理ソリューションを提供
- Earthport(アースポート):2019年にVISAにより買収。2020年資料でもRipple決済への接続は提示されている。※
- TAS Group:金融メッセージングプラットフォームを提供。欧州Target-2プラットフォームの中心的なGateway。
- ACIWorldWire:米国のSWIFTトラフィックの30%を処理、エンタープライズ支払いプラットフォームを提供
- FIS:RippleNetを統合
- ECS Fin:RippleNet接続を提供
※金融機関に”決済・金融メッセージングソリューション”を提供している企業が、RippleNet接続を統合しています。
それぞれ、見ていきましょう。
Volante(ヴォランテ)とRippleNet
Volanteは、RippleNet送金を提供
Volanteは、クラウド決済および金融メッセージングソリューションを提供している米国企業です。
主な顧客として…、
- BNYメロン銀行
- Citi銀行
- ゴールドマン・サックス銀行
- ウェルズ・ファーゴ銀行
これらの銀行を顧客にもちます。
VolPayクロスボーダーペイメントで
RippleNetに対応
VolPayは、Volante社のクラウド送金ソリューションです。
VolPayクロスボーダー支払いでは…、
- SWIFTgpi
- Ripple
- Visa B2B
- Visa Direct
これらの国境を越えた送金サービスを採用しています。
(※また、VolanteではSaaSとしての支払いソリューションも提供しています。)
このように…、
Finastra(フィナストラ)とRippleNet
Fusion Total Messagingで
RippleNet Cloudに接続 *
Finastraは、SaaSの金融メッセージングプラットフォームを提供しています。
Finastra “FusionTotalMessaging”では…、
- MastercardCrossBorderService
- RipppleNetCloud
- SWIFTgpi
それぞれの送金方法をサポートしています。
こちらは、”MastercardCrossBorderService”への接続例です。
Finastra “FusionTotalMessaging”は、
金融メッセージングプラットフォームです。
MastercardCrossBorderService、RippleNet、SWIFTgpi、それぞれの送金方法に対応しています。
Finastraは、そのほか…、
- ローン管理ソフトウェア
- 支払い管理ソフトウェア
- 金融・資本市場向けソフトウェア
- リテールバンキング向けソフトウェア
- 商業銀行向けソフトウェア
それぞれ、財務管理のためのソリューションを提供しています。
このように…、
Earthport(アースポート)とRippleNet
RippleNetに接続する
Earthportでは、単一のAPI接続により国境を越えたお金の取引を合理化し、パートナー銀行とローカルで資金を清算・決済します。
Earthportウォレットによる
RippleNet送金例
- ①送金者は、送金用の資金を用意する。
- ②送金者と受益者の双方で、取引条件を確認する。
- ③RippleNetに、FXレートを参照する。
- ④Earthport仮想口座システムと、Ripple元帳で資金移動が起こる。
- ⑤受益者は、資金を受けとることができる。
このように、Earthport口座から、RippleNetを活用できます。
Earthport分散元帳ハブ
Earthport分散元帳ハブでは、Earthport口座から、RippleNetなどの分散元帳を介して、受益者に送金することができます。
RippleとEarthportは、2014年から提携しています。*
2018年12月に、EarthportはVISAに買収されました。
このように…、
TAS GroupとRippleNet
TAS NetworkGatewayが
RippleNetに対応
TASNetworkGatewayは、欧州Target-2の中心的なGatewayとなる、金融メッセージングプラットフォームです。
TASは、RippleNet決済を統合しています。
このように…、
ACIWorldWireとRippleNet
米国の主要な
支払いプラットフォーム業者
ACIWorldWireは、米国のエンタープライズ支払いプラットフォームプロバイダーです。
米国のSWIFT送金の30%を処理しています。
ACIWorldWireは、RippleNet接続を統合しました。※
このように…、
FISとRippleNet
FISはRippleNetを統合
FIS(Fidelity National Information Service)は、米国フロリダ州に本拠を置く、世界的な金融テクノロジープロバイダーです。
FISは、RippleNetの統合を進めています。
ECS Fin とRippleNet
RippleNet接続を提供
ECS Finは、エンタープライズメッセージングプラットフォーム、エンタープライズペイメントハブ などを提供する、金融テクノロジープロバイダーです。
ECS Fin のエンタープライズ支払いハブ IMS Payments では、RippleNet接続を追加できます。※
その他、未調査のため保留中
決済・金融メッセージング事業者のうち、未調査(不明)のものです。
- Fiserv:GoldmanSachsTransactionBankingと提携
- (StoneX)
- Pelican *公式サイト
為替決済インフラ事業者
API接続による、アジャイルな
海外送金決済インフラ
チャレンジャーバンク向けクラウド決済インフラ事業者として、つぎのとおりです。
- CurrencyCloud:デジタル銀行・チャレンジャーバンクに、クラウド決済インフラを提供。2021年7月にVISAが買収。
- NIUM:東南アジアのB2B決済ネットワーク・プラットフォーム。およびAPIポートフォリオを提供。VISAの投資も受けている。
それぞれ、見ていきましょう。
CurrencyCloudとRippleNet
APIによる為替決済インフラ
CurrencyCloudは、API接続によるB2B国際決済のクラウドインフラを提供している、SaaS型フィンテック業界リーダーです。
※2021年7月、VISAにより買収されました。
CurrencyCloudは、API接続により、マルチ通貨仮想アカウントで、世界中の38通貨の商用クライアントから資金を収集、支払い、管理することができます。※公式サイト
※RippleODLの独自ウォレット接続に似ています。
CurrencyCloudの顧客として…、
- fidor BANK
- RADIUS BANK
- STARLING BANK
- Brookline Bank
- PENTA
- Rho Business Banking
- など
これらのデジタル/チャレンジャー銀行があります。
ほかにも…、OANDAなど、FXブローカー。
- Revolut
- transferGo
- sezzle
- transwap
- SEEDRS
- Centtrip
これらの国際送金サービス事業者を顧客に持ちます。
CurrencyCloudとRipple社の提携:
CurrencyCloudは、デジタル/チャレンジャー銀行、FXブローカー、国際送金サービス事業者を顧客に持ちます。
RippleNetおよびVISAとの提携により、CurrencyCloudの国際送金決済ソリューションのフットプリントを拡大できます。※
Rippleとの提携により、CurrencyCloudの顧客はB2B支払いを拡大することができます。
このように…、
NIUMとRippleNet
東南アジアのB2B決済ユニコーン
東南アジアを中心に、B2B決済プラットフォーム。およびAPIポートフォリオを提供している。
その顧客として…、
- CurrencyCloud
- BeeTech
- unifimoney
- volopay
- budgetly
- singtel
- travelex
- deel.
- PELIKIN
- など
これらの企業に為替決済を提供している。
※つまり、RippleNet上でCurrencyCloudからNIUMに決済できる?
NIUMはシリーズDで2億ドル以上を調達。
東南アジアB2B決済のユニコーン企業に。
NIUM社は、RippleNetの主要なODL顧客です。※
RippleODLの活用により、世界中の事前調達資金を削減し、より低コストで迅速な送金を提供することができています。
このように…、
決済アグリゲーター
決済アグリゲーター
RippleNetを採用している決済アグリゲーターとして、つぎのとおりです。
- Tranglo:東南アジアの決済アグリゲーター ⇒ SCB、BKK Forex、DeeMoneyなど、送金コリドーを拡大
それぞれ、見ていきましょう。
Tranglo社とRippleNet
Tranglo社の40%株式を取得
Tranglo社は、東南アジア地域の代表的な決済アグリゲーターです。
インドネシア、フィリピン、バングラデシュ、などのモバイルマネー事業者と提携し、決済アグリゲーターとして機能しています。
たとえば、Tranglo社の顧客として…、
- TransferWise
- WeChatPay
- HYPER WALLET
- BOSS MONEY
- SENTBE
- TRANSFAST
これらの送金事業者が、Tranglo社の決済ネットワークを活用しています。
Ripple社は2021年10月にTranglo社の40%株式を取得しています。※
これにより、Tranglo社はODLを積極的に活用しています。
さらに、Line of Credit を活用することにより、事前の運転資金なしで、即時に海外送金のキャッシュフローを調達することができます。※
このように…、
海外取引のための銀行口座サービス
取引のための銀行口座
RippleNetを採用しているトランザクションバンクとして、つぎのとおりです。
- MercuryFX(Mercury global):個人およびビジネスのための、海外取引用銀行口座の開設サービス
それぞれ、見ていきましょう。
MercuryFX(Mercury global)とRippleNet
個人およびビジネスのための
取引用銀行口座サービス
MercuryFX(Mercury global)は、イングランドとウェールズに登録され、個人およびビジネスのための取引用銀行口座サービスを提供しています。
2021年5月には、Mercury-Ripple-VALRの連合で、南アフリカIFWG規制サンドボックスで南アフリカ地域でのXRPを活用した低額の国際送金のテストをおこないました。※
このように…、
金融コンサル・ITビジネスサービス事業者
ポートフォリオにRippleNetを追加
金融コンサル・ITビジネスサービス事業者は、Ripple社と提携しています。
これにより、RippleNetの採用が進んでいます。
このように…、
TemenosT24とRippleNet(Delloite)
デロイト主導でデモを公開※
TemenosT24は、世界中で採用されている銀行の勘定系テクノロジーソリューションです。
デロイトによるデモでは、BluzelleAltitudeGatewayを使用してRippleNetに接続をおこないました。
国際送金サービス事業者とRippleNet
国際送金サービス業者が
RippleNetを採用
- NovattiGroup:オーストラリアの大手企業向け送金プロバイダー ⇒ マレーシア、タイでRippleNetを活用
- iRemit:フィリピン最大のノンバンク送金プロバイダー
- d.local:支払いプラットフォームを提供
- Cuallix:メキシコの支払いサービス業者
- Viamericas:アメリカのB2B支払サービス業者
- AirWallex:支払いプラットフォームを提供
- TransferGo:リテール国際支払い業者
- Azimo:ヨーロッパのリテール国際支払い業者
- CurrenciesDirect:リテール国際支払い業者
- SBIRemit:日本の国際支払い業者
未調査のため保留中
- IDT Corporation:米国に本拠を置く、多国籍金融サービスプロバイダー
- LuLu Exchange:アブダビ拠点、大手金融サービスプロバイダー
このように…、
ここまでの要約
ここまでの要約
ここまでの要約として、つぎのとおりです。
- ①主要な決済・金融メッセージング事業者は、RippleNetを統合している。
- ②東南アジアの決済ハブとして、TrangloがODLを加速している。
- ③国際送金サービス事業者は、RippleNetを積極的に採用。
このように、RippleNetは順調に発展を遂げています。
Interledgerは、ネットワークを抽象化し、相互接続します。
- Local Bank
- Payment Providor
- Correspondent Bank
- International Bank
- Digital Wallet
RippleNetは、これらの銀行元帳を相互につなぎ合わせます。
RippleNet以外の送金・決済ネットワーク(ライバル)としては、つぎのとおりです。
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RippleNet以外の送金・決済ネットワーク(ライバル等)
RippleNet以外の決済ネットワーク
RippleNet以外の決済ネットワークとして、つぎのとおりです。
- SWIFTgpi:改革されたレガシー送金ネットワーク
- VISA B2B Connect:
- VISA Direct:
- MastercardCrossBorderService:
- AmericanExpress:2017年、RippleNetに参加※
- UnionPayCrossBorderB2BPayment&Service:中国UnionPay。
それぞれ、決済サービスを提供しています。
このように…、
※B2Bでもクレジットカード決済が利用できるため。
(主要な為替決済プラットフォームは、VISA・MasterCard決済を採用しています。)
ちなみに、MastarcardB2BPaymentsは、RippleNetをテストの噂があります。
RippleNetは、異なる送金ネットワーク同士をつなぎ合わせて、為替決済および即時送金メッセージングを提供するしくみです。
この点において、独自の巨大な決済ネットワークを保有する『クレジットカード会社』は、RippleNetの対応できない決済にも対応できる強みがあります。
また『内部財務支払い』など、RippleODL独自の活用・用途があります。
東南アジア・MENA地域でODLが拡大
エキゾチック通貨の決済に
XRPを活用
RippleODLの活用により、事前の資金調達を排し、オンデマンドに低コスト送金をおこなうことができます。
現在のRippleNetの状況において…、
- 個人・SMEの国際送金決済
- 内部財務支払い
この2つが、主なRippleODLの用途です。
※特に、MENA・東南アジアのエキゾチック地域で活用されています。
(MENA=中東/北アフリカ)
RippleNetの活用する用途
RippleNetの活用する用途として、つぎのとおりです。
- 個人の国際送金・決済
- SMEの国際送金・決済
- 内部財務支払い
Rippleに関連している団体
- NachaAlliance:米国のACHネットワークを管理している団体※
RippleNetに参加している銀行
Ripple社以外のXRP元帳活用
Ripple社外のXRP元帳活用
Ripple社外のXRP元帳活用として、つぎのとおりです。
- XAGO Technologies:南アフリカ、個人およびビジネスのための、ZAR/XRPゲートウェイ、送金サービス
XAGO Technologies
南アフリカのXRPゲートウェイ
XAGO Technologiesは、南アフリカの規制に準拠したXRPゲートウェイです。
XRP元帳を活用し、デジタルZARの送金、および海外送金を提供しています。
- 個人およびビジネス用アカウント
- XRPの売買サービス
2019年10月より、XAGOは南アフリカでXRPゲートウェイ/取引所として、規制に準拠した形で機能しています。
このように…、
RippleNetの将来性について
送金・決済ネットワークの相互接続
RippleNetに限らず、送金・決済のネットワークは効率の良い方法を求めて相互運用されています。
その中でも、RipppleNetの相互接続、および決済の効率性が高ければ、おおくの金融機関で採用が進むでしょう。
≫RippleNetの将来性が期待できる理由≪ は、
こちらのページで解説しています。
▼このページを書いた人
たまき よしひこ/投資家
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