Ripple:XRP元帳のDeFi戦略とは?
【サイドチェーン】
このページでは、シンプルに…、
Ripple、XRP元帳のDeFi戦略とは?
について、わかるように解説をおこないます。
RippleXRP元帳のDeFiとは何か?
DeFiとは『分散型金融:DecentralizedFinance』の略称のことです。
これまで、DeFiと言えば、ERC-20トークンの汎用性とスマートコントラクト機能に優れた『イーサリアム(ETH)』がおもに活用されていました。
※もともと、XRP元帳のメインチェーンには、スマートコントラクト機能がありません。
ですから、これまでXRP元帳でDeFiを実装することはできませんでした。
イーサリアムDeFiは
高すぎる手数料が問題となる
現在のDeFiプラットフォームとして主流である「イーサリアム(ETH)」は、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)による検証を採用しています。
ですから、DeFiを実行するための取引手数料(ガス料金)が高額になることが問題となります。
XRP元帳は低コストで理想的な
『DeFi』を実現する可能性がある
XRP元帳には、2022年の上半期に「フェデレーション・サイドチェーン:FederationSideChain」の追加がおこなわれる予定です。
この「フェデレーション・サイドチェーン」により、XRP元帳上に(サイドチェーンとして)低コストで理想的なDeFi機能を実装することができるようになります。
これが、XRP元帳のサイドチェーンによる『DeFi』です。
フェデレーション・サイドチェーンとは何か?:
フェデレーション・サイドチェーンは独立して検証されるため、XRP元帳メインネットでは従来通りの決済機能を維持することができます。
このページでは、XRP元帳のDeFiについて、わかるように解説をおこないます。
▼このページで解説する内容
- XRP元帳のDeFi戦略とは何か?
- Ripple社CTO DavidSchwartz氏による発言
- XRP元帳による、DeFiのメリット
- XRP元帳のDeFi機能により、できること
- XRP元帳サイドチェーン上のxAssetsについて
- XRP元帳サイドチェーンによるDeFiは、イーサリアム・キラーなのか?
- 許可制サイドチェーンによる、エンタープライズ活用
- 規制に準拠したDeFi、イールドファーミングなど
それぞれ、見ていきましょう。
▼このページを書いた人
たまき よしひこ/投資家
人生攻略.com代表の「たまき」です。
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XRP元帳のDeFi戦略とは何か?
この記事の冒頭でも触れたとおり、XRP元帳のDeFi戦略とは、メインネットから独立した検証ネットワークを持つ「FederationSideChain:フェデレーション・サイドチェーン」によるDeFi機能の実装です。
DeFi:分散型金融とは何か?:
『DeFi:分散型金融』とは、流動性マイニング・イールドファーミングなど、スマートコントラクト技術にもとづく自動契約により、
流動性プールから『AMM:自動マーケットメイキング』をおこなうことを中心とする、分散型の金融のこと。
このように、Ripple、XRP元帳にサイドチェーン機能を追加し、独自のDeFi・AMM(自動マーケットメイキング)を実現する計画があります。
この『独自のAMM実装』が
XRP元帳DeFiのカギとなります。
Ripple社CTO DavidSchwartz氏による発言:
Ripple社は、XRPの最大の保有者であり、XRP元帳の決済機能を活用したエンタープライズ向けソリューションを開発しています。
そのRipple社のCTO(最高技術責任者)である、DavidSchwartz氏によると…、
Ripple社CTO
DavidSchwartz氏による発言:
- ①私たち(Rippleチーム)は、イーサリアム仮想マシン(EVM)サイドチェーンに取り組んでいます。イーサリアムのスマートコントラクト、フック、スマートとランザクターにより、XRP元帳にDeFiを構築できます。※
- ②独自のAMM(自動マーケットメイキング)実装により、XRP元帳はゲームチェンジャーになる可能性があります。
- ③XRP元帳には原初のDEX(統合分散取引所)があり、新しい自動マーケットメイキング機能(AMM)により、他のDEXを飛躍させることができます。
このように発言しています。
ここから示唆される『Ripple社によるDeFi戦略』は…、
Ripple社によるDeFi戦略:
- ①独自のAMM(自動マーケットメイキング機能)の実装
- ②Rippleチーム開発の、EVMサイドチェーンの実装
- ③XRP元帳メインネットDEX機能の活用
- ④その他のDEXとの連携(?)
このように、2022年上半期~下半期にかけて、XRP元帳のフェデレーション・サイドチェーン実装にともない、XRP元帳によるDeFiが実現していきます。
※XRP元帳サイドチェーンによるDeFiは、メインチェーンの検証に依存せず、独自バリデーションにより実行されるため、より低コストで効率的なAMM(自動マーケットメイキング)を実行することができます。
XRP元帳DeFiはゲームチェンジャーになる可能性があります。
XRP元帳による、DeFiのメリット:
『XRP元帳DeFiのメリット』としては、つぎのとおりです。
XRP元帳DeFiのメリット:
- ①XRP元帳メインネットに依存しない、独立したバリデーション
- ②Ripple社チームによる、低コストで効率的なEVMスマコン
- ③XRP元帳DEX活用による、トークンの相互運用性
このように、XRP元帳サイドチェーン上にDeFi機能を構築することにより、XRP元帳DeFiはゲームチェンジャーになる可能性があります。
XRP元帳のDeFi機能により、できること
『XRP元帳のDeFi機能により、できること』として、次のとおりです。
XRP元帳のDeFi機能により、
できること:
- ①XRP元帳上で、あらゆるデジタル資産をトークン化できる(※フェデレーションペグにより、XRP元帳サイドチェーン上のxAssetsとして表現する)
- ②XRP元帳サイドチェーン上に発行されたトークン化資産(xAssets)を、XRP元帳によるAMM(DEX)を介して、シームレスに為替変換しつつ送金する
- ③シームレスな為替変換送金により、ネイティブトークンに捉われないdApps機能が実現できる
- ④効率的なXRP元帳DeFi・AMMにより、理想的な分散型の流動性プールが実現できる
このように、XRP元帳フェデレーションサイドチェーン上のスマートコントラクト機能は、暗号資産業界のゲームチェンジャーになる可能性があります。
XRP元帳サイドチェーン上のxAssetsについて:
たとえば、ラップドビットコイン(WBTC)では、イーサリアム上のERC-20トークンとしてビットコインをトークン化しており、次のとおりです。
※ラップドビットコイン(WBTC)とは:
ラップドビットコイン(WBTC)とは、イーサリアムスマートコントラクト機能の活用により、ERC-20トークンの形で発行され、BTCと1:1の価値を持つように設計されています。
ただし、ラップドビットコインは信頼できるサード・パーティのカストディに基づいて発行されています。
※XRP元帳では、ビットコイン・イーサリアムなどのあらゆるデジタル資産を、フェデレーションペグによるサイドチェーン上のxAssetsトークンとして表現できる可能性があります。
XRP元帳サイドチェーンによるDeFiは、イーサリアム・キラーなのか?
これまで、イーサリアムネットワーク上でDeFiが支配的だった理由は、『ERC-20トークン』の汎用性がたかく、様々なERC-20トークンをネイティブにDeFiで処理できるためです。
XRP元帳サイドチェーン上のdAppsを活用することで、より低コストで効率的な『汎用トークン』を発行できる可能性があります。
ただし…、
Ripple社チームが開発する低コストなXRP元帳サイドチェーン上のDeFi環境は、イーサリアム・キラーというよりも、『理想的なDeFi環境を実現する』という方向性で力を注いでいる印象があります。
許可制サイドチェーンによる、エンタープライズ活用:
XRP元帳フェデレーション・サイドチェーンは、XRP元帳メインネットの検証とは独立したバリデーションにより実現されるため、
完全な『許可制プライベート元帳』から、完全な『オープン分散型元帳』までを自由に選択して実装することができます。
ですから、XRP元帳サイドチェーンDeFiも、エンタープライズ向けに許可制プライベート元帳により実現される可能性があります。
Ripple社によるエンタープライズ向けの新製品として…、
こちらは、XRP元帳フェデレーションサイドチェーン技術を活用したフェデレーションペグ資産(xAssets)を活用し、APIを介して単一ウォレットによる管理を可能としているものかと。
規制に準拠したDeFi、イールドファーミング など:
もちろん、XRP元帳DeFiはオープンで自律的なコミュニティにより実装される可能性もあります。
ただし…、
これらのエンタープライズ向けDeFi製品は、2022年に公開される新製品『LiquidityHub』に関連して、完全に許可制のプライベート・サイドチェーン元帳に実装される可能性があります。
さらに…、将来的にLiquidityHubに実装されるDeFi機能として、『イールド・ファーミング』の提供が示唆されています。※
(※イールド = 金利、ファーミング = 耕す)
Ripple、XRP元帳のDeFi戦略:まとめ
このページで解説してきたとおり…、
Ripple、XRP元帳のDeFi戦略:まとめ
DavidSchwartz氏による発言:
- Rippleチームは、イーサリアム仮想マシンサイドチェーンを開発
- XRP元帳は、独自AMMによりゲームチェンジャーになる可能性がある
XRP元帳サイドチェーンのDeFi機能:
- あらゆるデジタル資産のトークン化(xAssets)
- 理想的な分散型流動性プール(AMM・DeFi)が実現できる
- (※XRP元帳サイドチェーン版、ERC-20トークンの発行)
エンタープライズ向け、DeFi活用:
- 企業向け『LiquidityHub向け』での、完全許可制プライベート・サイドチェーン元帳の活用
- 規制に準拠した形でのDeFi、『イールドファーミング』など
このような内容について、わかるように解説をおこないました。
▼このページで解説した内容
- XRP元帳のDeFi戦略とは何か?
- Ripple社CTO DavidSchwartz氏による発言
- XRP元帳による、DeFiのメリット
- XRP元帳のDeFi機能により、できること
- XRP元帳サイドチェーン上のxAssetsについて
- XRP元帳サイドチェーンによるDeFiは、イーサリアム・キラーなのか?
- 許可制サイドチェーンによる、エンタープライズ活用
- 規制に準拠したDeFi、イールドファーミングなど
Ripple社CTOであるDavidSchwartz氏は、
- 『独自AMMのをXRP元帳に実装により、ゲームチェンジャーになる可能性がある』
- 『新しいAMMを提供することで、他のDEXを飛躍させることができる』
このように発言しています。
この『独自のAMM実装』が
XRP元帳DeFiのカギとなります。
AMMは、スマートコントラクト技術にもとづき通貨ペアの流動性プールをロックする『流動性マイニング』および『イールドファーミング』の組み合わせにより、
市場に自動的な流動性供給ができる仕組みです。
独自のAMM実装について:
独自のAMM実装に関しては、対XRPレートで流動性プールの通貨価値を評価し、流動性プール間の資産移動をXRPの調整用プールで保管するやり方である可能性があります。(※これは、個人的な見解です。)
XRP元帳は、サイドチェーン・DeFiの実装により、あらたな一歩を踏み出すことになりそうです。
▼このページを書いた人
たまき よしひこ/投資家
人生攻略.com代表の「たまき」です。
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