XRPの今後の将来性
Q.XRPの今後の将来性は、どうなりますか?
A.価格については、だれにも分かりません。ただし、いくつかの分野で、XRPの価格に影響を与えうるイベントが予測できます。
- RippleNetODLの利用拡大、および新システム
- RippleNet≠XRP
- XRP元帳Hooksの導入、NFT、SideChain
- XRP元帳による、CBDC、トークン化資産
それぞれ、見ていきましょう。
RippleNetODLは、好調でしょうか?
A.足元でODLの利用量は拡大しています。
≡足元でODLの進捗
2022Q3~Q4あたりから、きれいに右肩上がりを継続しています。
また…、
A.2020-2025 で1つの目途を達成するか?
かの有名なEveris社の資料によれば…、2020-2025をめどに、Interledgerによる銀行間のプラットフォームを超えた相互運用性を達成予定です。
※2017年発表資料 Everis
Interledgerは、RippleNet(銀行)だけでなく、Mobile Money、CBDC、をふくむ、すべての元帳を相互に接続するためのプロトコルです。☟
RippleNetは、Interledgerにおける銀行間送金のための一部に過ぎません。
※計画は壮大ですが、達成するかどうかは、わかりません。
1つの目途として、2020-2025 が示唆されています。
≡RippleNetODLの進捗状況
- 2017年8月、Ripple xCurrent xVia xRapid が発表
- 2018年、xRapidが本格的に、商業運用
- 2019年、名称をRippleNetODLに変更
- 2020年、Line of Credit(LoC)を発表
- 2021年、Liquidity Hub を発表
- 2022年、ODL決済が40地域、RippleNetに機械学習を導入
ブレークスルーで、一気に拡大する可能性
※破壊的イノベーション理論(吉川絵美さん)
2017年にxRapid開始したことを考えると、2022年まで5年かけて、じわじわと伸びてきた形。( 一一)<思ってたより遅い)(※期待のしすぎ)
2025年まで、あと3年ある。
注目度は高い
ODLの拡大状況を
RippleNet≠XRP
RippleNetだからと言って、かならずしもXRPではない。
≡RippleNet≠XRP
- RippleNetは、XRP元帳に依らない、分散ネットワーク
- なんでもかんでも、XRPを使うワケではない
- XRPは、あくまで「流動性ソリューション」の位置づけ
XRPが必要になるのは、流動性の部分
流動性を解決Settleするベースが、XRP。それ以外、クリアリング部分では、XRP元帳メインネットはかならずしも(無理に)組み込むことはない。
XRP元帳はなくとも、デジタル資産(トークン)は発行できる。
決済の流動性に、XRPは活用される。
RippleNetの新システム
2017年時点の認識では、RippleNetは「XRP元帳による決済」が将来的に導入される。と記載がありました。☟
2023年以降、さらにシステムは洗練されていくはずです。
Crypto Liquidity Hub:流動性ハブ
Crypto Liquidiy Hub:流動性ハブ は、2021年に発表された、Ripple社のあたらしいソリューションです。
≡Crypto Liquidity Hub 流動性ハブ
- 暗号資産を、トークン化(XRP元帳?)
- 将来的に、イールドを提供する
Liquidity Hub それ自体は、企業があんぜんに暗号資産の取引・保管をできるようにする、”次世代ウォレット型”のソリューションです。
その背後では、XRP元帳AMMが活用されるかもしれません。
XRP元帳AMM:ゲームチェンジャー
XRP元帳AMMは、XRP元帳上の資産トークンとXRPでプールを作ることにより、効率よく十分な厚みの為替流動性を提供するものです。
現在、Ripple社のチームにより開発が進められています。
XRP元帳Hooks、NFT、SideChain
SideChainは、思っていたものと少し違いました。資産をXRP元帳からブリッジするための手間がかかります。
Wrapped Token 、連邦制合意システムによる、ラップドトークンですね。
NFTは、どうなるか分かりません。
Hooksは、XRP元帳の非EVMスマコンです。
意図的にチューリング完全ではありません。
これは、おもしろいかもしれません。
XRP元帳CBDC、トークン化資産
CBDC、トークン化資産でXRP元帳を使う余地は十分にあります。
ただし、CBDCはプライベート元帳です。
エンタープライズの分散型システムは、XRP元帳よりも複雑です。XRP元帳ほどシンプルではなく、もっと練り込まれていると考えるべきです。
XRPの今後の将来性 2023|まとめ
今後~2025年にかけて、
- 1.RippleNetODLの採用は、指数関数的加速を見れるか?
- 2.Ripple vs SEC 裁判の行方(2023年3月までに決着を)
- 3.XRP元帳AMM(自動マーケットメイク)の実装
≡足元でODLの進捗
ODL関連売上 | 合計購入 | 純売上高 | |
2022Q3 | 2,819.63 | 2,508.95 | 310.68 |
2022Q2 | 2,125.92 | 1,717.02 | 408.90 |
2022Q1 | 1,354.29 | 1,081.02 | 273.27 |
2021Q4 | 1,039.04 | 321.97 | 717.07 |
2021Q3 | 491.74 | 0.0 | 491.74 |
2021Q2 | 157.92 | 0.0 | 157.92 |
2021Q1 | 150.34 | 0.0 | 150.34 |
2020Q4 | 111.12 | 34.85 | 76.27 |
2020Q3 | 81.39 | 45.55 | 35.84 |
2020Q2 | 32.55 | 0.0 | 32.55 |
2020Q1 | 1.75 | 0.0 | 1.75 |
2019Q4 | 13.08 | 0.0 | 13.08 |
2019Q3 | 50.12 | 16.12(プログラム販売) | 66.24 |
2019Q2 | 106.87 | 144.64(プログラム販売) | 251.51 |
2019Q1 | 61.93 | 107.49(プログラム販売) | 169.42 |
2018Q4 | 40.15 | 88.88(プログラム販売) | 129.03 |
2018Q3 | 98.06 | 65.27(プログラム販売) | 163.33 |
2018Q2 | 16.87 | 56.66(プログラム販売) | 73.53 |
2018Q1 | 16.60 | 151.10(プログラム販売) | 167.70 |
2017Q4 | xRapid パイロットテスト中 |
(dollars in millions)
美しい右肩あがりの成長です。
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