RippleXRP|GemWalletとは何か?
Chrome拡張機能、XRPによるDeFiの導入
GemWallet(ジェムウォレット)※とは、2022年にRipple社が資金を提供する助成金プログラム「XRPLedger Grant(助成金)」のWave3で、
$75,000ドル(約1000万円)を獲得した、Webウォレットプロジェクトです。(創設者:Florian Bouron 氏)
≡GemWalletとは、何か?
- Chrome拡張機能から、XRPウォレットに接続できる(XRP元帳版のメタマスクのようなもの)
- XRP元帳の高速な支払いを、Webブラウザから可能にする
- PancakeSwapのようなDeFiにも、対応できる
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たとえば、Metamask・BinanceWalletでは…
たとえば、BinanceのBinanceWalletや、Ethereum・Solana、などのスマコン(DeFi)チェーンでは、
MetaMaskやBinanceWallet、などのウォレット「Webブラウザ拡張機能」により接続することで、「イールド」と呼ばれる金利収入を得ることができる仕組みです。
≡もくじ
1.GemWalletの目論見・目的
2.GemWalletの使い方・導入方法
GemWalletとは何か?|XRP版Metamask
GemWalletとは何か?と言えば…、
かんたんに言えば「XRP版Metamask」ですね。
≡GemWalletとは何か?
~XRP版Metamask~
- ①Chrome拡張機能で、XRP元帳口座を作成できる
- ②XRP元帳DeFiに接続し、トークンを送金できる
2023年~以降、このページ内であとから解説する「XRP元帳のDeFi(AMM)」が実装されていきます。
====Metamaskと比較すると====
たとえば、MetaMaskであれば、PancakeSwap・UniSwapなどのDeFiにブラウザから接続することで、流動性マイニング、イールドファーミングと呼ばれる不労収入(金利)を得ることができます。
むしろ、それ以上のこと(片面流動性、etc.)ができます。
====具体的には、次の項で解説します====
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GemWallet|XRPによるDeFiの導入
GemWallet(ジェムウォレット)は、2023年以降~に実装されるXRP元帳DeFi(AMM)を一般ユーザー向けに導入するための布石、
さらに言えば、ブラウザから支払うInterledger支払いを普及させるための土台となる可能性があります。
≡GemWallet|XRPによるDeFiの導入
- ①XRP元帳による革新的なDeFi(AMM)
- ②ブラウザから支払う、Interledger支払いの普及
それぞれ、見ていきましょう。
①XRP元帳による革新的なDeFi(AMM)
RippleX開発チームのブログ※によると、提案:XLS-30d として、XRP元帳のDEXに統合される「AMM(自動マーケットメイキング)」の仕様を
Dev-net(開発者向けネットワーク)で公開しました。
====AMMとDeFiについて、補足します====
≡補足|AMM:DeFi:イールド(金利)
- AMM:自動マーケットメイキング
- DeFi:分散型金融
- イールド:DeFiに資産を預けることで得られる収入
例:PancakeSwap、UniSwap、など
AMMに資産を預け入れることで、ユーザーは市場に為替流動性を提供するかわりに、そのスプレッドから不労収入を受け取ることができます。
これが、DeFi(分散金融)の基本的な仕組みです。
====補足おわります====
一方で、XRP元帳のAMM(DeFi)では…、
≡XRP元帳のAMM|革新的DeFi機能
- 片面のみ流動性 ⇨ 継続的アービトラージ(継続的オークション・メカニズム)により、片面流動性を実現できる
- フロントランニング防止 ⇨ XRP元帳コンセンサスの仕組みにより、高いガス料金を優先して承認するような「フロントランニング」がほとんど実行できない利点があります
- 価格の最適化 ⇨ オーダーブック方式のDEXと価格を選択式にすることで、自動的に最適化されます
- プロトコル・ネイティブ ⇨ スマコンではなく、セキュリティ面で強い
====とくに、「片面のみ流動性」が凄いです!====
つまり、今までのDeFi(PancakeSwapやUniSwap)では、DeFiからの金利を得るためには、「BTC/ETH」などの資産を1:1のペアで預け入れる必要がありましたが…、
XRP元帳DeFiでは、その必要がない。
片面流動性(1つの資産を預け入れるだけ)で、イールド(金利)を手に入れることができる革新的な仕組みを採用しています。
1つの資産のみで金利を得られる「片面流動性」のおかげで、価格変動により通貨ペアの比率が大きく変化する「価格変動リスク」を避けることができる革新性があります。
GemWalletをDeFiに接続(するだろう)
上記のとおり、2023年~には、XRP元帳によるAMM・DeFi機能(XLS-30)の実装が予定・計画されています。
もちろん、この機能が実装されるからには、それを積極的に利用していく計画があるはずです。
GemWalletの使い方・導入方法
GemWalletは、「Chrome拡張機能:GemWallet」のページから、かんたんにブラウザに導入することができます。
実際に入れてみれば、直感的に操作できるかと思います。かなり使いやすいですよ。
====XUMMとのすみ分けについて====
大人気のXRPウォレットアプリ「XUMMウォレット」とは、AppとWebブラウザという形ですみ分けをしており、
- スマホアプリなら「XUMM」
- Webブラウザなら「GemWallet」
というすみ分けとなっているようです。
====補足ここまで====
GemWalletの機能
GemWalletの機能としては…、
≡GemWalletの機能
- XRP元帳アカウントの新規作成、およびインポート
- XRP以外のデジタル資産(トークン)への対応
- ブラウザからの支払い
- WooCommerce(WordPress支払い)への対応
Webブラウザから気軽に支払いできるのはありがたいです。
その他の補足
GemWalletは、GemWalletの創設者である Florian Bouron 氏が開発しています。
別話:EVM SideChainについて
ちなみに、
XRP元帳EVMサイドチェーン は、PoS – Tendermintであり、現状のブリッジングは、正直なところ使いにくいです。
≡XRP元帳 – EVM側鎖のざっくり手順
- ①Metamask等、TenderMint対応ウォレットでアドレスを生成後、
- ②XRP元帳から、XRPをブリッジシステムに送金する(受け取りアドレスを指定し、指定されたXRPウォレットに送信する)
Tendermint EVMを、カスタマイズしてXRP版にした感じで、なんの役に立つのかが今のところ分かりにくいです。
※とは言え、PoSならXRPロックによる金利収入がありますので、金利目的でおおくのXRPが固定される可能性があります。
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