インフレヘッジ資産の種類は6つある
必読|QE:量的緩和の対策
どうもこんにちは。
人生攻略.com代表の「たまき」です。
インフレヘッジ資産の種類6つが知りたいですか?
このページでは、6000万円の金融資産を運用している僕自身が、「インフレヘッジ資産の種類6つ」について、わかりやすく解説しています。
インフレヘッジ資産の種類は6つある
▼このページで解決する疑問
インフレヘッジ資産が知りたい人「インフレヘッジ資産の種類はどんなものがあるだろうか?インフレをヘッジできる資産の種類が知りたいです。」
こういった疑問にお答えします。
量的緩和により、見えないインフレが起こっています。
現在では、世界の主要な中央銀行がこぞって、毎年数兆円、数十兆円といった規模で「QE(量的な緩和政策)」をおこなっており、終わりの見えない大規模なマネーストックの増加により、
私たちの目に見えない部分で相対的なインフレを起こしている。という状況があります。
日経255平均株価は、過去10年間に
約2倍の値上がりをしています。
※つまり、相対的にお金の価値が下がっている。
2010年の日経255株価:¥11000円 → 2020年の日経255株価:¥22000円
こういった感じでして、実体経済の物価の上昇をともなわずに、株価や金などの資産と相対的にみて通貨の価値が減少している。という「虚構経済にお金が流れ込むインフレ」が起きている状況です。
▼インフレヘッジ資産の種類は6つある
1.金:ゴールド
インフレヘッジ資産の種類の1つ目として「金:ゴールド」があります。
金:ゴールドは、インフレリスクをヘッジ(Hedge=回避)する資産として、50年以上の歴史があります。
▼金:ゴールド
1978年に金本位制が廃止されてからは、実質的に各国の中央銀行は際限なく、いくらでも”無からお金を生み出す”という錬金術をつかうことができる状況にあります。
つまり、相対的にいえば発行されるお金の量に対して、流通している金:ゴールドの量が少なすぎた。という感じです。
それにより、金:ゴールドの価格は、
約45年間右肩あがりを続けている。
出典:楽天証券
1975年に200ドル→2020年1900ドル(※45年で約9倍)
これは、逆に言えば金の価値に対して、米ドルの価値が約9分の1にまで減ってしまった。(つまり、インフレしている。)と言うのと同じことです。
ちなみに、日本の場合も状況は同じでして…、
東京金:長期チャート20年
2000年に1000円→2020年に7000円(※20年で約7倍)
▼インフレヘッジ資産としての金:ゴールド投資
こういった、インフレヘッジ手段としての「金:ゴールド」を保有するためには、三菱マテリアルや田中貴金属工業といった金地金の販売業者の窓口から現物の金を購入する。
または、SBI証券や楽天証券といった証券会社の「金・プラチナ取引口座」を開設して現物レートを取引するやり方があります。
2.S&P500インデックス
インフレヘッジ資産の種類の2つ目として「S&P500インデックス」があります。
▼S&P500インデックス
S&P500インデックスは、アメリカの株式市場でも特に優秀な500社だけが組み入れられた株価指数であり、過去40年間にわたり大きく右肩あがりのチャートを継続してきました。
S&P500 長期チャート40年
1980年129ドル→2020年3335ドル(※約40年で25倍)
現代の”QE:量的緩和”による、選択的な金融市場への資金流入により、虚構経済の部分的なインフレーションが起きています。
こういった状況に加えて、中央銀行による株式ETFの直接の買い入れにより、発行されたマネーが直接株式市場に向かう。という流れがあります。
こういった状況下にあり、
アメリカの株価指数であるS&P500インデックスは
強力なインフレヘッジ資産となり得ます。
▼インフレヘッジ資産としてのS&P500インデックス投資
こういった、インフレヘッジ手段としての「S&P500インデックス」に対して国内から投資するためには、楽天証券の口座を開設して「eMAXISS Slim 米国株式(S&P500)」を購入することができます。
ちなみに、S&Pの過去40年間の平均リターンは、
・配当金なしで約7%
・配当金ありで約10%
とういった感じの成長率です。
3.コモディティ(石油・穀物.etc…)
インフレヘッジ資産の種類の3つ目として「コモディティ投資」があります。
▼コモディティ投資
コモディティというのは、石油・穀物・牛肉・綿花・天然ガスといった商品の価格を、上場投資信託(ETF)として取引できるものです。
オレンジジュース先物
長期チャート40年
歴史的にみると、物価が上昇するインフレに対して、石油や穀物・牛肉といった”コモディティ=商品”に投資をすることは、正しい選択のように思われます。
しかし、現代のインフレは株式市場やオプションといった「限定的な虚構市場」だけで発生しているインフレであり、実体経済の資産である”コモディティ(商品)”によるインフレヘッジは十分に機能しない可能性があります。
つまり、大量のお金が余っているが、労働者の所得は低いままであり、実体経済の物価上昇率は限定的に抑えられている。という状況にあります。
というワケで、現代のインフレ理論では、
資産がどの市場でインフレしているのか?
というお金の流れを理解しておく必要があります。
おすすめ≫お金をまもる力・お金をまもる方法は4つある
ご参考までにどうぞ。
4.不動産投資
インフレヘッジ資産の種類の4つ目として「不動産投資」があります。
▼不動産投資
不動産は、伝統的にインフレに応じて価格をヘッジできる現物の市場として信頼されており、東京23区の中古マンション坪単価(㎥)の推移は、次のとおりです。
東京23区の中古マンション
㎥単価の推移
毎年の成長率:約2%~6%(+賃貸収入)
こういった感じでして、見えない経済インフレ(QE:量的緩和による金融バブル)に対しても、有効なインフレヘッジ資産となり得る可能性があります。
5.REIT(不動産投資信託証券)
インフレヘッジ資産の種類の5つ目として「REIT(不動産投資信託証券)」があります。
▼不動産投資信託証券(REIT)
不動産投資信託(REIT:リート)というのは何かというと、株式と同じように、個人投資家から少額の資金をあつめておき、
「専門機関である投資法人」が、あなたの代わりに安定した不動産の投資・管理・運用をおこなう。という仕組みです。
つまり、個人で不動産投資をおこなうのが難しい人のために、個人の資産をまとめて「専門機関である投資法人」が不動産の運用をおこなう。
といった感じの仕組みですね。
この仕組みを利用することにより、めんどうな不動産の管理・保守・顧客付けを必要とすることなく、不動産投資によるインフレヘッジの効果をえることが期待できます。
つまり、不動産投資の知識がなくとも、
株式に投資するのと同じ感覚で
気軽に不動産に投資することができる。
といった感じのしくみですね。
これが、REITによるインフレヘッジです。
▼インフレヘッジ資産としての不動産投資信託(REIT)
こういった、インフレヘッジ手段としての「REIT:不動産投資信託証券」に対して国内から投資するためには、楽天証券の口座を開設して「主要な国内REIT銘柄」を購入することができます。
REITの不動産運用による収益は、REITの持ち主に対して年利3%~6%ほどの分配金として、定期的に還元されるしくみです。
6.その他の貴金属
インフレヘッジ資産の種類の6つ目として「その他の貴金属」があります。
▼その他の貴金属
インフレヘッジ資産としては、「金:ゴールド」への投資があっとうてきに有名ですが、
金以外の貴金属である、銀、銅、パラジウム、プラチナ、など、各種の貴金属の現物購入、
またはETFの購入によりインフレリスクをヘッジすることができます。
インフレヘッジ資産の種類|まとめ
というワケで、このページでは「インフレヘッジ資産の種類は6つある」について、わかりやすく解説をおこないました。
このページで解説した内容をまとめると…、
▼このページで解説した内容|まとめ
- 1.金:ゴールド
- 2.S&P500インデックス
- 3.コモディティ(石油・商品.etc…)
- 4.不動産投資
- 5.REIT:不動産投資信託証券
- 6.その他の貴金属
こういった感じでして…、
物価の上昇局面で相対的にお金の価値が下がる。というインフレのリスクをヘッジするためには…、
- 金・不動産・貴金属などの現物資産
- または、株式インデックス
これらの資産を購入することで、インフレリスクをヘッジすることができます。
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ご参考までにどうぞ。
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